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タイ米をおうちで炊いて食べよう
なるべくそのままがいいみたい
タイ米をお家で炊く時のひとつめのポイントは、1.お米を研がないこと
です。
そもそも、タイにはお米を研ぐという概念はないみたいです。
タイ米は、日本のお米よりも粘りが少なくて、壊れやすいし、そして特にジャスミンライスの場合は、お米を研いでしまうと、せっかくの甘い香りが飛んでしまいます。ジャスミン米についてはこちらの記事にも書きましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
だから、まずは、ホコリを落とすような感覚でやさしく洗います。
それから砕けた米の粉を洗い流すという感じでゆすぐ、これくらいで十分です。とはいえ、米を洗いすぎると、おいしくなるというよりは、栄養分が抜けてしまうと考える人もいるようで、タイでは、あまり洗い過ぎないことの方が大切とされているようです。炊飯器をどうするか
あとは簡単。基本的には、日本の炊飯器で、普通に炊くだけ。私は、お水の量は日本米と同じ目盛りにしています。炊飯器によって微妙に炊き上がりが違うようなので、何度か炊いてみて、微妙に調節してみてください。
もうひとつのポイントは
2.「早炊きモード」がおすすめ
ということです。
いまの日本の炊飯器は、最新技術が取り入れられていて、「極め炊き」、「かまど炊き」のような名前のついた、日本米をさらにふっくらおいしく炊き上げるために、温度や蒸らし時間など、工夫を凝らしたものがあるようなのですが、どちらかというとさらりと炊き上げた方が美味しいタイ米にはあまり必要ない機能のような気がします。
だから、進化したハイクラスの炊飯器の場合は、特におすすめします。ちなみに、表参道教室には、いまはもう販売されていない型の無印良品の5合炊き炊飯器があり、なぜだか、水をきっちりと目盛りに合わせて「炊飯」を押すだけで、ちょうど良いタイ米に仕上がるので気に入っています。
タイに住んでいるときは、タイの炊飯器を使っていました。
昭和の時代によく使われていたような、スイッチをカシャッと押すだけの超シンプルなもので、「象印」のものを現地で買いました。日本のメーカーだけれど、現地で生産されたタイ向けの商品だったと思います。 これで炊いたお米、とてもおいしかったです。タイなモードを!
ところで、エスニック料理をお家で作る人がもっと増えれば、「タイ米モード」
付きの進化系炊飯器だって登場するかもしれませんね!
そんな家電メーカーがあれば、ぜひ開発に関わってみたいものです。タイのもち米については
タイ米はこのようにしてすごく簡単に炊けるのですが、タイのもち米をおいしく炊くには少し工夫が必要です。 それも今度またぜひ書きたいと思います。